
セブのひと言
グリーンには乗るセブ。寄らないセブ……。
効いたのは、振り幅を決めて緩めずに振ることだったセブ。
グリーンの近くまで来たのに、ショートしたり、グリーンの向こうまで転がったり。そんな人に向けて、アプローチの距離の合わせ方をまとめました。
この記事では、まず上位記事のやり方を紹介します。基準の振り幅を1つ決めて足し引きすること、記事で違う振り幅の目安、振るスピードとリズム、ボールを手で投げる練習の順です。そのあと、独学約10年・90台のセブに効いた練習と今の悩み、おすすめの練習法を紹介します。
構え方と、転がす・上げるの使い分けは、「アプローチの基本」にまとめています。
言葉の説明(右打ちの場合。左打ちの人は左右を逆に読んでください)
- 振り幅:クラブを上げる大きさと、振り抜く大きさ
- ハーフスイング:フルスイングの半分ほどの大きさで振ること
- スリークォーター:フルスイングの4分の3ほどの大きさで振ること
- キャリーとラン:キャリーは球が空中を飛ぶ距離、ランは落ちてから転がる距離
- ダフリ:ボールの手前の地面を打つミス
- シャンク:フェースではなく、クラブの根元(ネック)寄りに当たるミス
- SW:サンドウェッジ。ロフトが大きく、高く上がるクラブ
- ヤード:距離の単位。1ヤードは約0.9m
この記事で分かること
- ショートとオーバーが減る、距離の合わせ方
- 基準の振り幅から、距離を打ち分ける方法
- 練習場で1人でできる、距離感の練習
目次
基準の振り幅を1つ決めて、足し引きする
- ふだん無心で振った時の距離を、基準にする。例:SW で50ヤードが基準(深堀圭一郎プロ・2017年の記事)
- 基準より短い時は振り幅を小さく、長い時は大きくする(同)
- 得意な振り幅にそろえ、同じ振り幅を体に覚えさせる(じゃらんゴルフ・2015年の読者の体験談)
- 距離は振り幅で合わせる(ワッグル)
ハーフスイングから上げる幅を少し変えると、約10ヤード変わったという体験談もあります(じゃらんゴルフ・2015年)。1人の体験なので、自分の数字は打って確かめてください。
やること次の練習で、いちばん振りやすい振り幅を1つ決め、その振り幅で何ヤード飛ぶかを見ます。
振り幅の目安は、記事で違う
体のどこまで振るかの目安は、記事によって違います。
- 深堀プロ(SW・基準50ヤード・2017年の記事)
- 40ヤード:腰から腰
- 60ヤード:肩の高さまで
- 70ヤード:振り幅は60ヤードと同じで、体の回転でスピードを上げる(ここだけ例外)
- 河野晃一郎プロ(約58°の SW・ALBA Net)
- 40ヤード:腰より少し上から、腰まで
- 50ヤード:左腕が地面と平行
- 60ヤード:スリークォーター
- 振り幅は「腰から腰」のように、体の場所で覚える(ALBA Net 編集部)
同じ40ヤードでも、2人の目安は少し違います。クラブと人で変わるので、自分の振り幅で何ヤードかを測るのが近道です。
動画:『これだけは覚えてほしいアプローチレッスン』<過去動画総集編>(原田修平プロ)
- 3分10秒ごろから5分00秒ごろまで:アプローチの距離感の所
振るスピードとリズムは一定にする
- 距離は振り幅で変え、振るスピードは変えない(car-me の寄稿・2024年)
- スピードを落とすと緩むので避ける(深堀プロ・2017年の記事。上の70ヤードだけは例外)
- 大きく振りかぶると、下ろす途中で減速しやすい。リズムは一定に(Gridge)
違う説もあります。
- 振り幅で打ち分けると手先になりやすいので、足の動き(歩く・小走り・ダッシュ)で30・40・50ヤードを変える(ALBA Net 大西翔太コーチ)
やること振り幅を変えて素振りをし、どの大きさでも同じリズムで振れているかを確かめます。
ボールを手で投げて、距離感をつかむ
- 手でボールを転がす・投げると、距離に合った体の動きの大きさが分かる(みんゴル技術班・2026年)
- 下手投げで目標に投げ、力を抜いた振り子の腕の振り幅で、何ヤード投げられるかを覚える(car-me の寄稿・2024年)
- 低い球と高い球を投げ分け、落ちてからの転がりの違いを知る(car-me の寄稿・2024年)
- 転がす球と上げる球、両方の弾道を思い浮かべて投げる(深堀プロ・2017年の記事)
やること投げてよい場所で、低い球と高い球を投げ分け、落ちてからどれだけ転がるかを見ます。
セブに効いたのは「振り幅を決めて、緩めずに振る」
- 90台が安定してきた頃(4〜7年目)に効いたのは、アプローチの距離を合わせる練習
- 中身は、振り幅を決めて、緩まないように振ること
セブの振り幅の決め方と素振りは「アプローチの基本」に、緩んだ時のダフリと40〜50ヤードのシャンクは「アプローチでザックリ・トップが出る人へ」に書いています。
今の悩みは「乗るけど寄らない」
- 7〜10年目の今、短いアプローチはグリーンに乗るが、寄らない
- 寄らない原因は、距離と方向の両方
- その結果、ボギーで安定。悪いとダボ(パーより2打多い)以上、ときどきパー
おすすめの練習法:基準の振り幅を1つ作る
セブに効いた「振り幅を決めて緩めない」と、上で紹介した足し引きを合わせた提案です。練習場で、いつもアプローチに使うクラブで行います。
- いちばん振りやすい振り幅を1つ決め、手元の高さで覚える
- その振り幅で打ち、落ちた所と止まった所を見て、自分の基準の距離にする
- 足し引きを試す:手元の高さを少し低く・高くして同じリズムで打ち、基準から何ヤード変わるかを見る
どの手順でも、打つ前に素振りをして、最後まで緩めずに振ります。
できたかの見分け方同じ振り幅で打った球が、同じあたりに落ちていれば、基準ができています。
手首やひじ、腰に痛みがある時は無理をせず、痛みが続く時は専門家に相談してください。
まとめ:距離を合わせるチェックリスト
- 基準になる振り幅が1つある
- その振り幅を、手元の高さ(体の場所)で言える
- 基準から何ヤード足し引きできるかを、打って確かめた
- 振り幅を変えても、リズムは同じ
次に読む
参考にした記事
文章・図は写さず、要点を言い換えて紹介しています。くわしくは各記事を見てください。
- みんなのゴルフダイジェスト「“基準”となる距離に足し算引き算でピッタリ寄せる【深堀のアプローチ術】」(深堀圭一郎プロ・2017-03-12) https://www.golfdigest-minna.jp/_ct/16994466
- みんなのゴルフダイジェスト「グリーン周りはボールを上げるより転がしたほうがいい?」(みんゴル技術班・2026-09-10) https://www.golfdigest-minna.jp/_ct/17863440
- じゃらんゴルフ「アプローチウェッジ 飛距離の原因・対策・練習方法」(編集部・2015-10-30) https://golf-jalan.net/contents/?p=2477
- car-me(ゴルフィー)「アプローチの距離感は”投げる”練習で!」(2024-09-09) https://car-me.jp/golfee/articles/11863
- ワッグルONLINE「ゴルフ初心者のアプローチ打ち方ガイド|最初に覚えるべき基本と3つのコツ」(2026-09-17) https://www.waggle-online.jp/2026/09/17/83231/
- Gridge「アプローチの『トップ』や『ダフリ』のミスをなくす、4つのポイント!」 https://gridge.info/article/swing/detail.php?id=522
- ALBA Net「中途半端な40、50、60ヤードのアプローチをきっちり打ち分けて寄せワン連発!」(ALBA Net編集部(解説 河野晃一郎プロ)・2023-11-14) https://www.alba.co.jp/articles/category/lesson/post/abn-gwdhf6julco/
- ALBA Net「30・40・50Yの打ち分けは振り幅ではダメ!地面を踏む強さを変えよう」(ALBA Net編集部(解説 大西翔太コーチ)・2023-09-27) https://www.alba.co.jp/articles/category/lesson/post/iqtu-wiyagg/
- ALBA Net「もうグリーン周りでミスしない!ゴルフ初心者向け、基本アプローチショットの打ち方のコツ」(ALBA Net編集部・2024-10-23) https://www.alba.co.jp/articles/category/lesson/post/basic-approach-shot-asl/