アプローチの基本|構え・転がす考え方・距離の決め方

セブ

セブのひと言
30ヤード以内は、ほぼ 56° で転がすセブ。
グリーンの外でも、わりとパターに頼っているセブ。

グリーンの近くまで来たのに、寄らない・乗らない。そんな人に向けて、アプローチの基本をまとめました。

この記事では、まず上位記事に共通するやり方を紹介します。アプローチの種類、目指すこと、構え方、手首を固めて体の回転で打つこと、転がす・上げるの使い分け、距離の決め方、ミスが出た時の順です。そのあと、独学約10年・90台のセブのやり方と、おすすめの練習法を紹介します。

  • アプローチ:グリーンの近くから、グリーンに乗せて寄せるための短いショット
  • ロフト:クラブの面の傾き。角度が大きい(寝ている)ほど高く上がり、小さい(立っている)ほど低く転がる
  • キャリーとラン:キャリーは球が空中を飛ぶ距離、ランは落ちてから転がる距離
  • ハンドファースト:構えた時に、手元がボールより目標側にある形
  • ザックリ・トップ:ザックリはボールの手前の地面を深く打つミス、トップはボールの上の方を打つミス

この記事で分かること

  • 構え方で、記事によって違う所(ボール位置・体重)
  • 転がすか上げるかの決め方
  • セブがアプローチで気にしていること
目次
  1. PART 1 一般的なやり方
  2. アプローチの種類
  3. アプローチで目指すこと
  4. 構え方
  5. 手首を固めて、体の回転で打つ
  6. 転がす・上げるの使い分け
  7. 距離の決め方の基本
  8. ミスが出た時
  9. PART 2 セブのやり方
  10. 使っているクラブと距離
  11. セブの構えは、PART 1 のどの説か
  12. 振り幅とダフリ
  13. おすすめの練習法:振り幅を決めて、緩めずに振る
  14. まとめ:アプローチの前のチェックリスト
  15. 参考にした記事・動画
PART 1一般的なやり方上位記事に共通するアプローチの基本

アプローチの種類

球の高さで3つに分けます(ALBA Net)。

  • チップ:低く出して転がす。番手は8番〜PW、キャリーとランは 1:2〜1:4 ほど
  • ピッチエンドラン:チップとピッチの中間。番手は PW・AW、キャリーとランは 1:1 ほど
  • ピッチ:高く上げる。番手は AW・SW、転がりはキャリーの1/3ほど

下で紹介する原田修平プロの動画の「ランニングアプローチ」はチップに、「ピッチ&ラン」はピッチエンドランに近い打ち方です。

アプローチで目指すこと

  • グリーンの近くから、まずグリーンに乗せる(ワッグル)
  • 遠くへ飛ばすショットではなく、「いかに飛ばさないか」を考えるショット(小澤美奈瀬プロ)

構え方

多くの記事で共通

  • スタンスは狭め。靴1足分〜拳1つ分ほど(ALBA Net・原田プロの動画)
  • グリップは短めに持つ(ALBA Net・ゴルフ総研)。ただし短く持ちすぎない(原田プロの動画)
  • 手元はボールより少し目標側(ハンドファースト)。強くしすぎない(ALBA Net・原田プロの動画)

記事によって違う所

  • ボール位置:「右足寄り」(みんゴル・楽天GORA)、「中央より半個〜1個右」(ALBA Net)、「右かかと寄り」(原田プロの動画)、「スタンスの中央が基本」(ワッグル)と幅があります。中央〜右足寄りの間で、打ちやすい所を探してください
  • 体重:左に多めが多数派です。割合は「左6割」(ワッグル)、「左6:4〜7:3」(ALBA Net)、「左7〜8割」(ALBA Net のチップ)と記事で違います。「あまり偏らせない」(原田プロの動画)、「5:5」(中道洋平プロ・2016年の記事)という説もあります

動画:【基本編】もっとも安全に寄せられるランニングアプローチの構え方・打ち方、イチから教えます(みんなのゴルフダイジェスト・原田修平プロ)

  • 1分10秒ごろから:スタンスは靴1足分、ボールは右かかと寄り
  • 2分40秒ごろから:体重はあまり偏らせない
  • 3分50秒ごろから:パターのような振り子で打つ(4分20秒ごろまで)

手首を固めて、体の回転で打つ

上位記事のほとんどが、ここは同じことを言っています。

  • 構えた時の手首の角度を、打ち終わりまで変えない(楽天GORA・ワッグル・Gridge・ALBA Net)
  • 腕だけで振らず、体の回転でクラブを動かす(ALBA Net・ゴルフ総研)
  • 振る途中で緩めない。握る強さを一定にする(ALBA Net)
  • バックスイングは上げすぎない。上げすぎると、下ろす途中で減速しやすい。リズムは一定に(Gridge)
  • 初心者は手首を固め、パターのように振り子で打つ(原田プロの動画)

手首を使って上げる打ち方は、基本ができてからの次の段階です(みんゴル)。

転がす・上げるの使い分け

  • まず転がせるかを考える(ALBA Net・みんゴル)。上げるのは、バンカーや池を越える時(ALBA Net)
  • 転がす時は PW・8番・パターなど、ロフトの立ったクラブを使う。初心者はまず PW から(みんゴル・楽天GORA・ワッグル)
  • 構えは変えず、クラブを替えて球の高さを変える(みんゴル・楽天GORA)
  • 同じ20ヤードでも、キャリーとランの割合は SW で 4:1、PW で 5:5、7番で 1:4 ほど(ALBA Net)

上げる時はボール位置を左に寄せ、振り方も変える、という記事もあります(小澤プロ)。

動画:【基本編】アプローチの基本・ピッチ&ランの打ち方・構え方、イチから教えます(みんなのゴルフダイジェスト・原田修平プロ)

  • 0分40秒ごろから:ピッチ&ラン(ピッチエンドランに近い)の狙いと、ボール位置(真ん中よりやや左)
  • 1分56秒ごろから:グリップを短く持ちすぎない、ハンドファーストは軽めに(2分35秒ごろまで)

距離の決め方の基本

  • まずクラブを替えて距離を変え、そのあと振り幅で合わせる(ALBA Net)
  • 基準になる振り幅を1つ決め、そこから大きく・小さくして足し引きする。振るスピードは変えない(深堀圭一郎プロ・2017年の記事)
  • 振り幅は「腰から腰」のように、体の場所で覚える(ALBA Net)

振り幅ではなく、足の動きで距離を変えるという説もあります(ALBA Net 大西翔太コーチ)。練習のしかたは「アプローチの距離が合わない人へ」で紹介しています。

ミスが出た時

  • ザックリ:手だけで打つと出やすい(中道プロ・2016年の記事)。下ろす途中で手首の角度がほどけるのも原因(タッド尾身)
  • トップ:かかとに体重を乗せて構えると出やすい(タッド尾身)
  • どちらも:高く上げようと手首をひねると出る(Gridge)。ボールに近すぎるとザックリ、離れすぎるとトップが出やすい(タッド尾身)

原因ごとの直し方は「アプローチでザックリ・トップが出る人へ」で紹介しています。

PART 2セブのやり方独学約10年・90台のセブのアプローチ

使っているクラブと距離

  • キャロウェイ JAWS の 56° と 50°
  • 56° は 0〜70ヤード、50° は 70〜100ヤード
  • 30ヤード以内は、ほぼ 56° でなるべく転がす。PART 1 の「まず転がす」側ですが、クラブは PW ではなく 56°
  • グリーンの外からでも、パターをよく使う

セブの構えは、PART 1 のどの説か

  • ボール位置:真ん中より右足寄り。「右足寄り」の説に当たる
  • 体重:左足に多め。多数派の「左に多め」に当たる
  • スタンス:狭めで、距離によって幅を変える
  • グリップ:右手の指3本分(人差し指〜薬指)短く持つ。アプローチに限らず、どのクラブも同じ
  • いちばん気にしているのは、目標の方向にしっかり構えられているか

振り幅とダフリ

  • 振り幅は、手元の高さと感覚で決める
  • 打つ前に素振りをして、感覚・イメージを出してから打つ
  • 30〜50ヤードのダフリは、左足体重を守って減らした(下のおすすめの練習法)

どこを狙って寄せるかは、次の記事で書いています。

おすすめの練習法:振り幅を決めて、緩めずに振る

左足体重のまま、決めた振り幅で最後まで緩めずに振る練習です。手順は「アプローチでザックリ・トップが出る人へ」、振り幅ごとの組み方は「アプローチの距離が合わない人へ」で紹介しています。

まとめ:アプローチの前のチェックリスト

  • まず転がせるかを考えた(上げるのは、越える物がある時)
  • 目標の方向に構えられている
  • 打つ前に素振りをして、感覚を出した
  • 振り幅は手元の高さと感覚で決めた
  • 手首の角度を変えず、体の回転で振る
  • 最後まで緩めずに振る

次に読む

参考にした記事・動画

文章・図は写さず、要点を言い換えて紹介しています。くわしくは各記事・動画を見てください。

記事

  • ALBA Net「もうグリーン周りでミスしない!ゴルフ初心者向け、基本アプローチショットの打ち方のコツ」(ALBA Net編集部・2024-10-23) https://www.alba.co.jp/articles/category/lesson/post/basic-approach-shot-asl/
  • ALBA Net「チップショットとピッチショットの違いは? それぞれのアプローチの特徴とチップショットの打ち方を解説」(ALBA Net編集部・2024-05-15) https://www.alba.co.jp/articles/category/lesson/post/chip-shot-asl/
  • ALBA Net「【スコア安定の秘訣】グリーン周りからワンピン以内に寄せるアプローチの打ち方を徹底解説」(ALBA Net編集部・2024-09-03) https://www.alba.co.jp/articles/category/lesson/post/approaches-around-green-asl/
  • ALBA Net「30・40・50Yの打ち分けは振り幅ではダメ!地面を踏む強さを変えよう」(ALBA Net編集部(解説 大西翔太コーチ)・2023-09-27) https://www.alba.co.jp/articles/category/lesson/post/iqtu-wiyagg/
  • みんなのゴルフダイジェスト「グリーン周りの短いアプローチ、上げるか転がすかはどう使い分ける?」(みんゴル技術班・2024-04-24) https://www.golfdigest-minna.jp/_ct/17696480
  • みんなのゴルフダイジェスト「グリーン周りはボールを上げるより転がしたほうがいい?」(みんゴル技術班・2026-09-10) https://www.golfdigest-minna.jp/_ct/17863440
  • みんなのゴルフダイジェスト「上げるか転がすか…やすが美女プロレッスンでアプローチ開眼」(小澤美奈瀬プロ・2020-05-17) https://www.golfdigest-minna.jp/_ct/17363297
  • みんなのゴルフダイジェスト「グリーン奥はザックリの名所!体の回転でボールを飛ばそう」(中道洋平プロ・2016-08-24) https://www.golfdigest-minna.jp/_ct/16988177
  • みんなのゴルフダイジェスト「“基準”となる距離に足し算引き算でピッタリ寄せる【深堀のアプローチ術】」(深堀圭一郎プロ・2017-03-12) https://www.golfdigest-minna.jp/_ct/16994466
  • 楽天GORA「【初心者必見!】アプローチの打ち方の基本と練習法をプロが解説」(坂口悠菜コーチ・2024-12-06) https://gora.golf.rakuten.co.jp/goralife/articles/skill/sakaguchi_yuna/approach_practice/
  • ワッグルONLINE「ゴルフ初心者のアプローチ打ち方ガイド|最初に覚えるべき基本と3つのコツ」(2026-09-17) https://www.waggle-online.jp/2026/09/17/83231/
  • Gridge「アプローチの『トップ』や『ダフリ』のミスをなくす、4つのポイント!」 https://gridge.info/article/swing/detail.php?id=522
  • ゴルフ総研「短いアプローチショットでダフらない、トップしない打ち方」 https://www.hm-golf.com/lesson/shortgame/chunk-top-approach.htm
  • 現代ビジネス「ラウンド中にパニック!ザックリ、トップ、シャンクを修正する」(タッド尾身・2023-07-20) https://gendai.media/articles/-/113494

動画

  • 【基本編】もっとも安全に寄せられるランニングアプローチの構え方・打ち方、イチから教えます(みんなのゴルフダイジェスト・原田修平プロ・2020-01-01) https://www.youtube.com/watch?v=FyC1oJPHFVU
  • 【基本編】アプローチの基本・ピッチ&ランの打ち方・構え方、イチから教えます(みんなのゴルフダイジェスト・原田修平プロ・2020-01-02) https://www.youtube.com/watch?v=oS5lRbgRfzI